自分で修理できる?腕時計についてしまった傷の原因と対策

2017年10月4日

腕時計は、その人のファッションアイテムであったり財力の証明だったりと、美しい状態であることで価値を表せる可能性が少なくありません。そこで、腕時計の美観を損ねてしまうのが傷です。時計の傷とひとくちに言っても、風防に付いた傷やひび、金属バンドや皮革バンド、果ては文字盤についた傷まで存在します。腕時計は自分で修理したいという人もいるかもしれませんが、果たして自分でできるのでしょうか。ここでは、腕時計についた傷の種類や修理方法をご紹介します。

腕時計に付いた傷の種類

腕時計に付いてしまう傷の種類はさまざまです。腕時計にはどのような傷が付いてしまうのでしょうか。ここでは、傷の種類や症状、原因をお伝えします。

ガラスに付いた小さな傷

時計を落としたり衝撃を受けたりしたときに付く傷です。また、小さな傷が原因でガラス内部に水分が浸入し、ガラスの曇りや水滴が付いてしまうこともあります。ダイヤモンドやサファイアクリスタルなら、ちょっとした衝撃で傷が付くことはありません。しかし、ミネラルガラスやプラスチックの場合はしばしば傷が付くため、大切にしたい時計なら定期的に研磨や交換をしましょう。

ガラスのひび割れ

大きなひび割れが入りやすいアクリルガラス、粉々に砕けてしまいやすい無機ガラスなど、時計のガラスの種類によってひび割れすることは少なくありません。サファイアガラスの場合、大きな衝撃で部分的に欠けてしまうことも多いです。腕時計が圧力や衝撃を受け、ガラス部分がひび割れしないように注意しましょう。

金属ベルトの傷

ステンレスやチタン合金の金属ベルトは、着用し続けていると次第に傷が付きます。チタン合金のほうが傷には強いです。ただし、毎日使っていると傷や窪みができてしまうので、必要に応じて研磨しなければなりません。傷があると金属ならではの光沢感を損ねてしまいます。

皮革ベルトの傷

皮革ベルトは金属ベルト以上に傷が付きやすいです。爪で引っかいただけで大きな跡が残ってしまうことも少なくありません。何かの拍子で傷つくのが皮革ベルトです。普段は金属ベルトや安価な皮革ベルトにして、特別な日だけ高級感のある皮革ベルトにするなど、普段から注意して使うようにしましょう。皮革ベルトの時計は高い地位の証です。金属ベルト以上に傷が付かないよう、大切に扱ってください。

文字盤の傷

ガラスが壊れたときに破片が当たって文字盤が傷つくことも少なくありません。また、歯車の磨耗によって時計にガタツキが起きると針が当たってしまい、文字盤を擦ってしまうことがあります。文字盤表面の塗料の劣化による変色やひび割れも考えられるでしょう。文字盤の経年劣化によって、腕時計の品質を損ねてしまうことも多いです。

時計の傷は自分で修理できる?

時計に傷が付いたとき、業者に依頼せずに自分で修理しようと考える人もいるかもしれません。自分で修理する場合、価格がリーズナブルに仕上げられる点がメリットです。しかし、自分で修理した時計の再修理や調整が必要なとき、時計の修理会社では修理を受け付けられません。自己責任ですが、時計についてしまった傷を自分で修理する方法をご紹介します。

ガラスの小さな傷の修理

アクリル(プラスチック)の風防の場合、アクリル専用の研磨クロスや傷落としを使うだけで細かな傷を消すことが可能です。ただし、研磨によって傷周辺を磨くだけなので、深い傷を消すことはできません。

風防がミネラルガラスの場合、小さな傷を研磨するのは簡単です。耐水ペーパーで水研ぎをしたら、酸化セリウムを水と混ぜて使って綿棒でガラスを研いでいきます。普段は使わない工具を多数使うため、傷を消すためには根気や技術力が必要です。

サファイアガラスの場合、風防の傷を消すのは難しいでしょう。傷つきにくい硬度がある素材のため、一度傷が付いてしまうと直すのは大変です。自分で修理するのは諦めたほうがよいかもしれません。

ひび割れの修理

風防のガラスに大きなひび割れができると修理できません。この場合はガラス交換をする必要があります。時計の交換をするときは圧入工具をはじめ、さまざまな器具を用意しなければなりません。当然、新品のガラスも必要です。

ガラスの風防交換は自分で修理ができないわけではありません。しかし、さまざまな専門工具が必要と考えると、かえって割高になってしまいます。高い技術力も求められることから、業者に交換を依頼したほうが無難でしょう。

金属ベルトの傷の修理

研磨作業前に皮脂汚れを取り除きます。研磨時はベルトの研磨しないほうをセロテープで固定し、金属片が飛び散ってしまわないよう、水をつけた耐水ペーパーで磨き上げます。

傷を削ったらスポンジ研磨材の出番です。荒めの240番で大きな傷の周りを擦ったら、800番、1,200番と細かくしていきます。さらに、コンパウンドやピカールを使うと、新品のような鏡面仕上げの金属ベルトができるのです。

なお、研磨材で磨き上げるときは刻印を消さないようにしてください。研磨材は金属そのものを削ってしまうため、傷だけでなく刻印を消してしまうことがあります。美観を保つため慎重に削っていきましょう。

皮革ベルトの傷の修理

皮革ベルトの場合、着用したら1日程度放置して乾燥させましょう。その後、布で傷の部分を拭くと傷が目立ちにくくなるはずです。また、時間はかかりますが、馬毛ブラシがあるなら傷を消すために使うことをおすすめします。

また、皮革ベルトはさまざまな種類が登場しているため、自分で交換する人も少なくありません。ベルト交換なら難易度も高くなく、必要な工具もバネ棒外しだけです。傷をキレイにするのは難しいのですが、思い切って自分で交換するのがよいでしょう。

文字盤の傷の修理

文字盤の傷は修理が難しいです。研磨すると時計自体を壊してしまう可能性があるため、業者に修理を依頼するか時計を買い替えましょう。

修理が難しい場合は業者に相談すべき

時計の傷は自分で修理できるパーツばかりではありません。余計な傷が付いてしまったり分解したことで元に戻らなくなったりと、元の状態より悪化してしまうことも多いです。大きな故障を招かないよう、専門の時計修理業者に依頼することをおすすめします。ここでは、当社の修理内容についてご紹介しましょう。

ケースとブレスの研磨仕上げ

時計ケースやブレスレットの研磨仕上げを行います。浅い傷なら新品に近い状態へ戻せるため、ガラスの風防やブレスに付いた傷でも諦める必要はありません。

分解掃除

時計の分解掃除を行います。定期的に清掃することで時計の故障を防ぎ、結果的に文字盤に傷が付くような状態にならずに済むのです。ただし、一部の時計はスイスでないと修理ができませんのでご了承ください。

最新設備とメーカー並みのサービス

当社は海外からのパーツ取り寄せも可能です。さらに、一流メーカーに匹敵する設備を整えているため、修理が難しい海外製の腕時計も修理できます。

腕時計に傷が付いてしまうのは残念なことです。小さな傷から大きなひびまでありますが、業者に依頼するのはもったいないからと、自分で修理したいと思う人もいるかもしれません。しかし、自分で修理しようとして、結果的に時計を壊してしまうことも考えられます。繊細な精密機械である時計の修理は専門家に依頼したほうが安心です。当社は高い技術力を持った時計修理業者として事業を営んでまいりました。難易度の高い時計の修理も行いますのでお気軽にご相談ください。

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