オメガ時計のよくある故障

オメガ時計の気をつければ防げるトラブルについては別項でお話しますが、ここでは故障かな?となってしまった後に症状によって「どこが悪いのか?最悪どんなメンテナンスが必要か?」をある程度自己診断出来る様になって頂き、直ぐにメンテナンスが必要か?ほっておくとどんなリスクが有るか?脅す訳では有りませんが、目に見えない所で起っている不具合の可能性についてお話します。但し、あくまでも ある程度の予想 ですので、一番良いのは、異常があったら直ぐにメンテナンスに!ですが(笑)

まず、正確に時間を刻まない場合です。

徐々に狂いが大きくなってくる場合と、突然狂いだした場合では原因が異なるケースが多く見られます。徐々に特に遅れが目立ってきている場合は、内部の油切れや汚れが多くなってきている(オーバーホールの時期が近い事を教えてくれている)事が多いと思います。
ですので、機械部に関しては、この段階でオーバーホールをすれば比較的交換部品も少ない、いわゆる定期メンテナンスで済む事も多く、メンテナンスのタイミングとしてはベストだと考えます。反対に、突然狂いだす場合は、自然に起こる事は考えにくいので、何らかの原因が有る場合が殆どです。主な原因としては磁気入り、ヒゲゼンマイの絡み等が考えられます。他項と重複する部分ですので、簡単に済ましますが、磁気入りは磁気抜きにより元通りになります(軽い磁気入りなら、影響を受ける場所から暫く離していれば通常に戻る事も有ります)ヒゲゼンマイに関しては、部分修理も可能ですが、コンディションによってはオーバーホールを伴うメンテナンスとなります。

オメガ時計の不動について(曇りについて含む)

これはもう様々な事が考えられます。上記の症状の後止まった場合は擦れ止まり、風防ガラス内側が曇り、その後止まったりすると、内部に錆が発生している恐れがあります。落としたり、ぶつけた拍子に止まる事もあります。既に使用出来ない状態ですので、メンテナンスは必須ですが、特に錆の恐れが有る場合は早急にメンテナンスが必要になります。少し曇ったけど、少ししたら曇りも取れたから大丈夫!これが一番ダメージが進行しやすい状況ですね。
電池式の御時計の場合、不動は電池切れの可能性が最も高いのですが、電池の切れた状態で電池を入れたまま長く置いておくと、思わぬダメージを受ける事が有ります。電力の無くなった電池内部の液体は変質して、金属を溶かす性質が強くなります。やがては電池本体を溶かし、御時計本体に漏れ出し、回路や機械部に深刻なダメージを及ぼす事になります。
特に、輸入時計の最初に入っている電池は国産では無い事が多い為、液漏れの危険は国産の電池を使用している物に比べ、非常に高くなります。電池式の御時計が止まり、直ぐに電池交換をしない場合は、電池自体を抜いておく事をお勧めします。まぁ、電池を抜く時に入れ替えれば良いので、常に動く状態にしておくのが一番ですね。

竜頭/プッシュボタン操作不良について

密閉された御時計の中で、唯一内部に繋がり、操作できる部分です。時間を進めたり、カレンダーを送ったり、ストップウオッチとして使ったり、とても便利な機能です。手巻きの御時計の場合は、ゼンマイの巻き上げも竜頭で行いますので、この部分の不具合は、即座に御時計が使えない状態に直結します。そして、トラブルの大半は使い方に起因する為、保証の出来ない部分でもあります。針回しはゆっくりと行ってください。カレンダー送りはゆっくりと、操作する時間帯も気をつけてください。引き出す際はそっと。プッシュボタンの押し込みは垂直にお願いします。ゼンマイの巻き上げは程々にして下さい(ゼンマイ切れ防止機能が無い御時計)等々、どれくらいの速さや強さなら大丈夫なの?って話になる部分ですし、再発して持ち込まれる事も多いのが、操作系のトラブルです。
そして、防水性能の高い御時計でも操作状況やご使用環境によっては湿気入り等のトラブルが起こり易い箇所でも有ります。
竜頭から湿気が入り、内部に錆が発生したり、部品が腐食して機能を損ない、竜頭が抜けてしまったり、操作不良を起こすと、単純な竜頭の取り付けだけでは無く、オーバーホールを伴うメンテナンスになる事も有りますし、竜頭自体の交換が必要なケースも出てきます。

プッシュボタンに多いのはボタン自体の紛失です。

構造上、確かに外れ易い物も有りますし、形状から、ぶつけたり、引っ掛けたりする事も多いパーツです。外装パーツは入手が難しい為、対応出来ない事も多く、対応に苦労する部分でも有ります。また、単純にカバーの取り付けだけご依頼頂く事も多いのですが、こちらもモデル、コンディションによっては、オーバーホールを伴う作業になる事も有ります。また、外観や操作に違和感が無い場合でも、防水性能が低下している事も有りますので、自己判断が一番難しく、自己判断が危険な箇所とも言えます。定期オーバーホール以外に、こまめなコンディションチェック(人間ですと健康診断ですね)が一番です。しっかりした修理工房でしたら、ムーヴメントの写真とデータ(内部状態、防水テスト結果、オーバーホールの必要時期等)を添えて御戻しするサービス(弊社ですと~¥4,000程度)が有るので有効にご利用頂ければ、却ってランニングコストを抑えられ、永く良い状態でご使用頂けるのではないかと思います。

最後に

結局ここまで読んで頂いても、自己判断は危険ですから、直ぐにメンテナンスに出しましょう!これに行きつくのですが、、、楽観的な推測は危険ですし、いざ見積もりを取ってみて想像以上の金額にショックを受ける事も有ると思います。でも逆に修理代が高いだろうからと悲観的推測をして、メンテナンス自体を遅らせ、結果、余計に症状をこじらせる。これが一番ご負担も増え、避けたい状況ですので、その為の知識として覚えて頂く事は大切だと思い書かせて頂きました。

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